ちょっと前に、MATLAB/Simulinkの最新版であるR2009bが公開されました。
Simulinkに対する新機能のうち、特に2つばかり気になる物がありましたので、調べてみました。
- モデルバリアントの効果的な管理
- モデル実行中に、サイズが変化する信号線
話題的には、モデルバリアントの話がホットかと思います。
一方、サイズが変化する信号線は、モデルの構造がガラっと変わる可能性もあります。私は、MATLAB/Simulinkに対するアドオンのカスタマイズツール作成で食べています。ですから、こちらのほうが気になるところです。
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仕事をする能力はあるのに、仕事がない。よく聞く話です。何が打つ手は無いのでしょうか?
もっと良い製品・サービスを作る?もっと安く売る?ごもっとも。大企業が、資本にモノを言わせてやるような事です。じゃあ、ウチのように数人でやっている超零細のソフトウェア会社には、何ができるのでしょうか?
いろいろ考えてみましたが、やっぱり出した答えは、「もっと良い製品・サービスを作る」「もっと安く売る」。あれれ?大企業がやるような事と同じですね。ただし、結果は同じでも、やり方は違います。

いかにして製品が作られ、ユーザーに価値をもたらすか。
全体に注意を配る事が、よい製品への道となる。
超零細のソフトウェア会社がやるべき事は・・・
「製品やサービスをうまく作れるだけじゃダメ!最終的なユーザーメリットを増すように、あの手この手を考えないと!」
うん!なんだかもっともらしい気がする!でも何の事だかさっぱり分からない!とお思いの事でしょう。ですから、もう少し詳しく見て行きましょう。
(ご注意:今回の記事は、ごくごく個人的な意見です。くれぐれも真に受けないで下さい!!)
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せっかくRTAI-Labの解析が終わったのですが、ふとした拍子にもっと良い物を見つけてしまいました。
それは、RTAI-LabのQt版で、QRtaiLabと呼ばれています。こちらで公開されています。

ちょっとさわっただけでも不具合をいくつか見つけてしまいましたので、正直まだまだ発展途上なのだと思います。しかし、とにもかくにもRTAI-LabをQtに移植してくれたのは喜ばしい限りです。こちらをベースに作業を行う事で、5~8作業日(=1~2カ月)は短縮できる事でしょう。
ただし移植されているのはGUI部分だけで、RTAIのAPIにはべったり依存しています。ですから、RTAIのNetRPCをWindowsに移植する作業はどの道行わないといけないようです。
さて、QRtaiLabを使ってみようという方のために、構築手順を書いておきます。
<2009.10.25追記>FedoraへのRTAIインストール法をお探しの方はこちらの記事の、「Linuxカーネルへのパッチあて」の項目をご覧下さい。</2009.10.25追記>
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今週は、GUIアプリの解析をおこないました。なにぶん手を付けたばっかりなので、これという成果もありません。そこで、こんなやり方をしているよ、という所をご紹介します。「他人の書いたプログラムを読む」方法について、少しは参考になるでしょうか。
GUIアプリは、だいたい7000行ちょいの、かなり小さなものです。しかし、このGUIは EFLTK という未知のツールキットに依存しています。そして、RTAIという未知のAPIにも依存しています。解析するのは簡単ではありません。
設計書もないソフトウェアを読みながら解析するのって、けっこうウンザリしますね。みなさん、どうやっているのでしょうか。良い方法をご存じの方は、教えていただけると嬉しいです。
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