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自動車業界では、MATLAB/Simulinkをベースとしたモデルベース開発が有望視されています。
なぜかと言うと、適用方法によってはそれなりに工数削減や品質向上が出来ると言う事が実証されてきたからです。
一方ではモデルベース開発によって逆に工数が増加してしまうケースもあり、まだまだ課題が山積みです。
これは、ユーザー様にとっては課題が山積みと言えますが、私にとっては仕事のネタが山積みとも言えます。
このブログでは、そういったモデルベース開発に関わっていく中で思った事について書いていきます。
更新日は月曜日+気が向いた日です。連絡先: yositake@smooth-works.net

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    1月
    31

    テスト管理システムにて試用していたTestRail、購入しました。

    1人あたり2万円程度で、エンジニアの数だけ必要です。まぁ、この手のツールにしては安い部類だと思います。

    ちょっと時間が無いので詳細は後ほどご紹介します。

    ちなみに、バグレポートをTestRailの開発元に送ったら、数時間で返事が返ってきました。社長直々のメールで、その内容は的確かつ丁寧です。こりゃ、少なくともある程度までは伸びる会社だな・・・と実感しました。今後のバージョンアップが楽しみです。

    ちなみのちなみに、Enterprise Architectを買ったときもこんな感じでしたね。まだスパークスジャパンが出来る前の話ですが、バグレポートを送ったら社長直々に「ごめんねー。すぐ直すからねー」と気さくなメールが。やっぱり好感を覚えた記憶があります。

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    1月
    24

    どんなテストをするのか?そのテストはどこまで進んでいるのか?これは是非とも管理しておきたい項目です。

    私はこれまで、WordだったりExcelだったりを使い、まったく一貫性のない方法でテストを管理してきました。ところが、いろいろと困ったことが出てきたのです。

    • テスト仕様書の管理に、手間がかかる
    • テストの実施そのものが大変。なるべく人に任せたい。
    • 「テスト仕様書」と「テストレポート」の対応付けが面倒くさい。

    単なるワガママですね。えぇ、分かっています。

    最後の「テスト仕様書」と「テストレポート」の対応付けというのは、こういうことです。

    テスト仕様 TEST-001 : 手順1:ボタンをクリックする 結果1:メッセージボックスに「何すんねん!」と表示されることを確認する

    テストレポート: TEST-001 を実行したが、結果1の代わりに「なんでやねん!」と表示された。バグではないか?

    テストレポートだけ見ると、わけわかりませんよね。かといって、テスト仕様書の中にテスト結果まで書くのはおかしい。おかしいんだけど・・・今はそうしてます。

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    1月
    18

    雑誌のISO26262特集

    Posted In: ネタ集め中 by yositake

    日経エレクトロニクス 2011年1月10日号に、ISO26262の特集がされていました。

    ASILの考え方から、Decomposition時における注意点まで、なかなか興味深い内容でした。

    ISO26262は、もうすく正式版も出るみたいですし、また勉強しなくっちゃ。

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    1月
    17

    m-fileに品質を!からの続きです。

    m-fileの品質を少しでも上げるため、動的チェックの一環として単体テストをやります。

    • 自動実行できる → くりかえし実行できるように!
    • カバレッジ測定できる → テストの妥当性がわかるように!

    そのために、MATLAB xUnitを使用します。

    さいしょにタネあかししちゃいますと、やることはこれだけです。

    MATLABコマンドプロンプトにて、

    profile on;runtests;profile viewer

    これで、単体テストの自動実行→カバレッジの表示 とできます。あー分かった!と思われた方とはここでお別れです。おつかれさまでした。

    意味わからん、と思われた方は続きをどうぞ。

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    1月
    10

    m-fileに品質を!

    Posted In: モデルベース開発 by yositake

    MATLABにおけるプログラミングといったら、なんといっても m-file でしょう。とってもお手軽にかけるいい言語です。

    ところが、m-fileの品質確保は、ちょっとした問題です。色々と理由はありますが、一番の問題は「弱い型付け」だと私は思っています。要するに、変数 a が、整数なのか文字列なのかわからない。というより、実行時にしか決まらない。ヒドイのになると、関数の戻り値が、文字列の場合もあれば数値の場合もあるという、便利な反面ちょっと怖い言語なのです。(Simulinkにもそういう傾向ありますね。ま、その話はまたいずれ。)

    文句を言っていてもしょうがないので、なんとかしましょう。とは言え、やれる事はほかのプログラミング言語と大差ありません。

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