テスト管理システムにて試用していたTestRail、購入しました。
1人あたり2万円程度で、エンジニアの数だけ必要です。まぁ、この手のツールにしては安い部類だと思います。
ちょっと時間が無いので詳細は後ほどご紹介します。
ちなみに、バグレポートをTestRailの開発元に送ったら、数時間で返事が返ってきました。社長直々のメールで、その内容は的確かつ丁寧です。こりゃ、少なくともある程度までは伸びる会社だな・・・と実感しました。今後のバージョンアップが楽しみです。
ちなみのちなみに、Enterprise Architectを買ったときもこんな感じでしたね。まだスパークスジャパンが出来る前の話ですが、バグレポートを送ったら社長直々に「ごめんねー。すぐ直すからねー」と気さくなメールが。やっぱり好感を覚えた記憶があります。
どんなテストをするのか?そのテストはどこまで進んでいるのか?これは是非とも管理しておきたい項目です。
私はこれまで、WordだったりExcelだったりを使い、まったく一貫性のない方法でテストを管理してきました。ところが、いろいろと困ったことが出てきたのです。
- テスト仕様書の管理に、手間がかかる
- テストの実施そのものが大変。なるべく人に任せたい。
- 「テスト仕様書」と「テストレポート」の対応付けが面倒くさい。
単なるワガママですね。えぇ、分かっています。
最後の「テスト仕様書」と「テストレポート」の対応付けというのは、こういうことです。
テスト仕様 TEST-001 : 手順1:ボタンをクリックする 結果1:メッセージボックスに「何すんねん!」と表示されることを確認する
テストレポート: TEST-001 を実行したが、結果1の代わりに「なんでやねん!」と表示された。バグではないか?
テストレポートだけ見ると、わけわかりませんよね。かといって、テスト仕様書の中にテスト結果まで書くのはおかしい。おかしいんだけど・・・今はそうしてます。
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日経エレクトロニクス 2011年1月10日号に、ISO26262の特集がされていました。
ASILの考え方から、Decomposition時における注意点まで、なかなか興味深い内容でした。
ISO26262は、もうすく正式版も出るみたいですし、また勉強しなくっちゃ。
m-fileに品質を!からの続きです。
m-fileの品質を少しでも上げるため、動的チェックの一環として単体テストをやります。
- 自動実行できる → くりかえし実行できるように!
- カバレッジ測定できる → テストの妥当性がわかるように!
そのために、MATLAB xUnitを使用します。
さいしょにタネあかししちゃいますと、やることはこれだけです。
MATLABコマンドプロンプトにて、
profile on;runtests;profile viewer
これで、単体テストの自動実行→カバレッジの表示 とできます。あー分かった!と思われた方とはここでお別れです。おつかれさまでした。
意味わからん、と思われた方は続きをどうぞ。
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MATLABにおけるプログラミングといったら、なんといっても m-file でしょう。とってもお手軽にかけるいい言語です。
ところが、m-fileの品質確保は、ちょっとした問題です。色々と理由はありますが、一番の問題は「弱い型付け」だと私は思っています。要するに、変数 a が、整数なのか文字列なのかわからない。というより、実行時にしか決まらない。ヒドイのになると、関数の戻り値が、文字列の場合もあれば数値の場合もあるという、便利な反面ちょっと怖い言語なのです。(Simulinkにもそういう傾向ありますね。ま、その話はまたいずれ。)
文句を言っていてもしょうがないので、なんとかしましょう。とは言え、やれる事はほかのプログラミング言語と大差ありません。
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