外部発注と、単価の問題
ずっと忙しいので今回もたわ事を。
ずっとずっと、忙しさが収まらないどころか、もっと仕事が増えそうな勢い。そこで、お付き合いのある会社に一部お願いする事を考えています。
そこで避けては通れない、単価の問題。これについて考察してみました。
ウソなんですか?それとも頑張ったんですか?
お客様に、3ヶ月でXXX万円の見積もりを出しました。ところが、2ヶ月半で終わっちゃいました。
可能性は2つです。
・そもそも2ヶ月半で終わるような仕事を、3ヶ月で見積もった。このウソツキめ!
・企業努力によってスピードアップ。通常3ヶ月かかるところ、2ヶ月半で終わらせた
どっちでしょう?それは、本人もわからないと思います。
なぜなら、何ヶ月かかるのが適正なのか、そもそも分からないからです。
そもそも、単純なルーチンワークで、何ヶ月かかるのか正確に分かる。そういう仕事はウチみたいな所に流れてきません。たいがいどこかに地雷が埋まってて、リスクがつきまとう案件ばっかりです。それだけにやりがいもありますけどね!
比べて分かる、その違い
どうしてもというのであれば、似たような仕事を2つ以上の会社に発注してみる。これしかないと思います。
まったく同一の仕事は無いにせよ、いくつか数をこなしていけば、その会社の能力も見えてこようというものです。
さて、ウチのようなベンダーがさらに外注する場合には、
・自社でやったら、どれくらいの時間かかる?
・他社にお願いしたら、どれくらいの時間かかる?
という比較ができます。これがとてもありがたい所です。ボッたくりは一発で分かりますし、あー無茶な要求しちゃってるなー、っていうのもすぐに分かります。
ウチ基準で発注!
発注時には、ウチ基準で出すしかないかな、と考えています。
たとえば、とある仕事をウチでやったら3ヶ月。これを 3X 万円と見積もったとします。人月で X 万円ですね。
ところが、外注さんからは、人月 3X 万円を要求されたとしましょう。うひょー!ウチの3倍かい!
でも、いいんです。たとえ人月 3X 万円でも、ウチで3ヶ月かかる仕事を1ヶ月でやってくれるのであれば・・・トータルは 3X 万円のまま。むしろ早く仕事がおわってうれしい!
このように、
「ある案件の料金」=「ウチでやったらかかる時間」×「ウチの人月単価」
でお願いするつもりでいます。吉武の3倍は生産性あるぜ!ということであれば、相当稼いでいただけるはずです。オープンにはできませんが、私もそれなりの単価いただいてますからね。
オマケ:来年どうなっちゃうんでしょ
いまコンタクトを取っているのは、普段から仲良くしていただいている会社です。技術の面でも、機密保持の面でも信頼していますので、単価の問題とか実はそんなに心配していません。(ウチより、よっぽど技術力がある!)
それより、経済の先行きが心配です。
欧州の信用不安 > USの雇用統計悪化 > リスク回避の円高進行 という、悪夢のコンボふたたびか?と、戦々恐々としています。
すでに、来期の予算はそーとー厳しいという声が、あちこちから聞こえてきています。来期は、またヒマになっちゃったりして。。。