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自動車業界では、MATLAB/Simulinkをベースとしたモデルベース開発が有望視されています。
なぜかと言うと、適用方法によってはそれなりに工数削減や品質向上が出来ると言う事が実証されてきたからです。
一方ではモデルベース開発によって逆に工数が増加してしまうケースもあり、まだまだ課題が山積みです。
これは、ユーザー様にとっては課題が山積みと言えますが、私にとっては仕事のネタが山積みとも言えます。
このブログでは、そういったモデルベース開発に関わっていく中で思った事について書いていきます。
更新日は月曜日+気が向いた日です。連絡先: yositake@smooth-works.net

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    12月
    31

    2011年、勉強になった事

    Posted In: その他 by yositake

    2011年、世間ではとんでもない出来事が沢山おきて、経済状況もかなり厳しい状況になってしまいました。ただし個人的には、(非常にありがたいことに)お仕事を継続的にいただく事ができ、なんとか人並みの正月を迎えることができそうです。

    さて、その継続プロジェクトでは、お仕事をさせていただきつつも常に勉強をさせていただいています。といいますのも、時折プロジェクトのボス(とってもエライ人)にプロジェクトの状況報告をしないといけません。

    これまでお付き合いいただいていたお客様は、私のつたない説明も我慢して聞いてくださったのですが、どうも今回はそうはいきません。どんなに技術的に正しいことを言っていたとしても、「まずそもそも、何が言いたいの?」という所を最初にズバリお伝えしない限り、「ん?何が言いたいのか理解できない」と却下されてしまいます。

    これが個人的には面白くって、「練りに練った報告をしてみる」→「すんなりと聞いていただけた」場合にはヨシヨシと思います。

    逆に、「ん?」という反応をされた際には、「もしも報告をやり直せるとしたら、どういう伝え方をするだろう?」と、あとで一人反省会をします。つい先週も小さい失敗をしたばかりなのですが、なかなかスグには上達できませんね。

    ちなみにポイントは、「導入」部分にあるように思います。報告にあたり、「そもそも、何の話なんだっけ?」「それで、これから何が始まるんだろう?」という所を押さえ、スムーズに導入ができれば、そこから先は(技術的にしっかりしてさえいれば)何とでもなる感じがします。

    ×悪い例:「○○という事をしました」(心の声:だから良い結果が得られますよね。言わなくても分かりますよね?ね?)

    ○良い例:「○○という問題に対して、○○という結果になるように対処しました。具体的に何をしたかと言うと・・・」

    うまいこと良い例のように出来ると、「そうか。で、あれはどうなってる?これはどうなってる?」とビシビシつっこみが入ります。そうなれば大成功で、あとは疑問に1つ1つ的確にお答えしていけば完了です。

    と、ここまで書いてきて思ったのですが、こういう事を基礎からみっちり教えてくれるセミナーとかありそうですよね。あまりお客様に甘え続けるのも良くないですし、2012年はもう少し本腰を入れて勉強をしようかと思います。

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    12月
    26

    Simulinkの信号線がどこにつながっているのか?というのは、結構わかりにくいものです。特に、1つのサブシステムに入出力ポートが20も30もあった日には大変です。(ぷち影響解析ツールが欲しい

    そのうちツールを作ろうかなぁ、なんてブログに書きましたら、「通りすがりのSL初心者」様がサクっと作って、コメント欄に投稿してくださいました。

    それをぷち影響解析ツールにて公開させていただいたのですが、さらに通りすがりのSL初心者様が機能追加パッチを送ってくださいました。

    というわけで、ぷち影響解析ツールのバージョンアップ版を公開します。

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    12月
    12

    ISO26262正式発行

    Posted In: ソフトウェア開発 by yositake

    もう1ヶ月近く前の話ですが、ISO26262が発行されたようですね。夏ごろ出る予定と言われていたものが、ようやく出た感じです。

    ISO26262の規格書(?)はPart1~10の10パートに分かれていて、それぞれ1万円くらいします。このうちPart1~9までが発行済み。Part 10だけはもうちょっと時間がかかるようです。

    とりあえずPart1~9をISOのショップから購入しました。1,092スイスフラン ≒ 92,000円と、お高い!のですが仕方がありません。昔、ドラフト版26262にも同じくらい払ったので、結構な出費です。

    ISO/DIS26262(ドラフト)と、ISO/26262(正式)、それぞれのPDFファイルをざっとDIFFツールにかけて見ましたが、劇的に何かが変わっているといった様子はありません。ただし、ツール認定のための要求がちょっとだけキツ目(ASIL Cあたり)になっていますし、そのほかにも気になる変更がチラホラ見受けられます。

    ちょっとの違いが大違いっていう話もありそうなので、これからじっくり見ていく予定です。

    以下、余談です。

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    12月
    5

    ぷち影響解析ツールが欲しいという記事を書きましたところ、通りすがりのSL初心者様がそのものズバリのツールを作って下さいました。

    それをベースにほんの少しだけ調整をいれたものを、公開します。

    使い方はとっても簡単で、信号線を右クリックして「Lineをトレース」をクリックするだけです。

    すると、接続先のブロックがパカッパカッと点滅してくれます。

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