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自動車業界では、MATLAB/Simulinkをベースとしたモデルベース開発が有望視されています。
なぜかと言うと、適用方法によってはそれなりに工数削減や品質向上が出来ると言う事が実証されてきたからです。
一方ではモデルベース開発によって逆に工数が増加してしまうケースもあり、まだまだ課題が山積みです。
これは、ユーザー様にとっては課題が山積みと言えますが、私にとっては仕事のネタが山積みとも言えます。
このブログでは、そういったモデルベース開発に関わっていく中で思った事について書いていきます。
更新日は月曜日+気が向いた日です。連絡先: yositake@smooth-works.net

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    9月
    27

    OpenPLATE引き合い

    Posted In: その他 by yositake

    とんでもなく忙しいため、近況だけ。

    以前、大量に引き合いをいただいたOpenPLATEですが、順調にご発注いただき、納品させていただく事が出来ました。それと同時に、別の方面から新たな引き合いが… ありがたい事です。なんだか今年は当たり年のようです。

    みなさん共通されているのは、「Simulinkの振る舞いを、デモなどで見せたい」という動機です。モデル開発だけならいいんですが、外部の人に見せようと思った時には、やっぱりSimulinkのScopeでは弱いみたいです。

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    9月
    20

    CSVやExcelデータをSimulinkへ入力する。かなり要望があると思うのですが、これまで出来ませんでした。(たぶん、みなさん独自にやっちゃっているのでしょう。)

    R2010bでは、Signal BuilderブロックにCSVやExcelデータを読み込めるようになっています。

    ところが、日本語版ヘルプには詳しい使い方が載っていません。そこで、Mathworks本社のオンラインヘルプを参照しつつ、使ってみました。

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    9月
    15

    MBD実践特集

    Posted In: モデルベース開発 by yositake

    Scicoslabを使って、モデリングからデバイスへの実装までやっている特集記事を発見。

    下記の(4)からが、そうです。

    http://monoist.atmarkit.co.jp/fembedded/index/mbdmdd.html

    今のところ、モデルによるシステム設計が終わり、ラピッドプロトのようなところに差し掛かっています。

    (ロジックをいきなりハンドコードに落としているので、ラピッドとも言えないような・・・微妙な所です。実務の流れとは違いますが、Cエンジニアにとっての分かりやすさを優先するには、良い持っていき方だと思います)

    なかなか分かりやすくて、私としても色々と参考になりました。いずれRTAI-Labも出てくるそうで、続きが楽しみです。

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    9月
    13

    つい先日、R2010bがリリースされました。

    個人的に興味のある新機能がいくつかありますが、まず目についたのはコレです。

    信号比較ツール

    このツールは、

    • Simulink上の任意の信号が対象
    • シミュレーション実行毎に信号を記録できる
    • 記録したデータ同士を比較できる

    というものです。以前からこのツールはあったのですが、別物といってもいいくらいに良くなっています。

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    9月
    6

    最近、土曜も日曜日も関係なく、朝から晩まで仕事しています。さすがに疲れたなーと思い、癒しをもとめて古本屋へ・・・そこで思わぬ掘り出し物です。

    内容的には、制御工学の基礎の基礎、といった感じです。制御工学的には、とくに目新しい話はありません。しかし、編集がTTDCさんやらデンソーさんやらにお勤めの方々ですから、一味違います。

    制御工学を習得してもらいたい > 題材として自動車でも扱うか

    というのが、一般的なアプローチの気がします。しかし、この本は

    自動車を制御したい > Simulinkやら制御工学やらを扱うか

    という目線のため、とにかく自動車ありきです。それがなかなか面白く感じました。

    ちなみに、定価は3000円です。私は古本屋で1,500円で購入したのですが、Amazonを見ると15,000円の中古があるのみ。うーん、いい本だとは思うのですが、やっぱりせまーい業界なんだなと、しみじみと感じました。

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