2009年5月の記事

HILSの課題とトレンド(2)

前回の記事では、HILS構築においてプラントモデルがボトルネックになる、という事をご説明しました。 今回は、このプラントモデルにどのような種類の物があるのかを、ざっくりと分類してみます。 およそ、プラントモデルには既製品とオーダーメードとがあり、それぞれに得意な用途があります。

HILSの課題とトレンド(1)

前回の記事では、HILSのメリットだけを強調しました。実際、HILSそのものは確かに有用なものです。しかしそれは、「HILS構築にかかるコスト」を無視した場合の話です。 現実には、HILS用のシステムを購入し、さらにそこからモデル開発をする必要があり、それなりの時間とコストが掛ってしまいます。HILSを構築する事が、必ずしも正解とは言えないわけです。 そこで今回は、HILS構築のコストとメリットの

HILSとは?

まず始めに、HILS(Hardware In the Loop Simulation) の基本的なアイデアをご説明します。 HILSとはECUの検査装置に使われるシステムです。HILSの中には、実機をシミュレーションするモデルが入っています。実機をうまく模擬してやると、制御ソフトウェアからは実機とつながっているのと同じに見えます。つまり、実機が無くてもECUの試験が出来るわけです。 HIL

モデルベース開発概観

まず始めに、モデルベース開発の全体像について、大まかにご説明します。 MATLAB/Simulinkによるモデルベース開発というと、「アルゴリズム開発」「仕様書作成」「実装」「HILS」の4つが思い浮かびます。これらは各ツールベンダーがさかんにアピールしているので、展示会に行けば関連ツールが見られると思います。

はじめに

最近の金融危機の影響で、どうもモデルベース開発というものが随分と盛り下がっているように思えます。なぜそう思うかというと、あちこちで大幅な開発予算削減が行われているからです。